さりげなさ

「きみの担いだ荷は重そうだね。俺がそっちの端を持つよ。一緒に行こうや」

涙腺ダイレクト第2弾。年とると涙もろくっていけねえや、ッキショー。
なにがいいって、このさりげなさ。いじめられて泣いているとき、「泣かないで」とか「あなたは悪くないよ」とか慰めてくれるのはいいんだけど、そうやって慰めてくれてるのに涙を押し留められないのが申し訳ないやら情けないやらで、余計に辛くなったりする。自分が特別大事にされていると感じて、そんな大事にされるような上等な人間じゃないのに、といたたまれなくなる。
抱きしめていい子いい子してくれ、なんて言わない。ただ、黙って隣を歩いてくれればいい。そのことが、ふたたび顔をあげて前へ進むための力になるから。

まだまだたくさんあるんだけど、書ききれないんでまた後日。あと、下書きのまま放ってあったんで、更新順序前後しました。